前々から気になっていて、結局いけなかったこの不思議な公園?に行ってました。
養老天命反転地は、現代美術家荒川修作と、パートナーで詩人のマドリン・ギンズのプロジェクトを実現したテーマパークとのこと。
すり鉢状にえぐられたフィールドにこの世の縮図といわんばかりの建物と緑がところ狭しと立ち並んでる。
一枚一枚の壁の集合体のように思える建物に入ってみると、机やソファーや椅子や便器が壁に地中に埋められたりと、自分の生活を拾いながら歩いているような感覚に陥ります。時間と場所以外にも自分の生活を構成するものがあるのかもと穿ってしまいそう。
平坦が道がひとつもなく、道だと思って歩いているといつの間にか壁の上を歩いていたりと今にも感覚が狂いそう、たとえ自然の摂理に反しているのもがあったとしてもまず気付かないでしょう、もうどうでもいいくらいに意味が分かりません。
脳みそで考えながらヒヤヒヤモノで歩くオトナと無心ではしゃぎ回るコドモの構図が面白かったです、受け手によって意味合いが変わるんだなと思いました。